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モノのイノチ。

 無事、我が家に辿り着きました。

私の実家から夜の高速を走って5時間、いつの間にか到着した家の前で夫に起こされるまで、
私も子供達と共にグッスリ寝込んでおりました・・・(~_~;)
 
旦那様、すみませんでした~m(__)m


 さ、というわけで、3泊4日の帰省も終わり、いよいよ明日からまたいつもの時間と習慣に戻るわけなのですが・・・

 今回の帰省には、私なりにいろいろと思うトコロがありまして。
私が感じたコトやその思いなどを、数回に分けて書いてゆきたいと思います。


モノのイノチ。_e0013206_22162558.jpg

私には82歳になる祖母がいます。
多感な青春時代を戦争と日本に捧げ、激動の時代を生き抜いた人。
モノのない時代に育ったため、モノを捨てるということを滅多にしません。

そんな祖母の部屋の片隅に、ポツンと置いてあった木の糸巻き。

以前からず~っと気になってて、欲しいな~~~☆と、
ずっと念を送り続けていた(!?)のですが、今回、思い切って告白して
正式に(?)譲り受けました♪



モノのイノチ。_e0013206_22303339.jpg
かなり使い込んである、古い古い糸巻き。
足踏みミシンを愛用していた祖母が、
この糸巻きを使っていたのを今でも覚えています。

長い年月を経て、今もここにこうして存在している糸巻き。
こんなふうに、何十年も大切にされてるものって、
日本の中に一体どれくらいあるんだろう?



現在作られている日用品の中で、30年後まで大切にされ続けるものって、果たしていくつあるのかな?
 使い捨てが当たり前のようになり、買わせる為に捨てさせ、それが経済だとそれが発展だと言う。
 でもそんな生活スタイル自体がいかに無駄か、そして心にとって有害か、私にもわかりはじめてきました。 
日本人にとって、「使い捨て文化」は向いていないんです。きっとDNAレベルから。(笑) 
 モノを大切にする習慣を、私もそしてこれからを生きる子供達にも、学び直していかなければ!と思います。

古い糸巻きを見ながら、モノの命は「作り手の魂と使い手の心」が調和した時に、初めて吹き込まれるものなのかもしれないな とぼんやり思った今年の夏でした。

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by perle-rizu | 2007-08-16 23:05 | お気に入り
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